「写真相場」。
1973年と1979年に起きたオイルショックの頃から東京市場はNY市場との連動性が強くなり、こう呼ばれるようになりました。
NYダウが高ければ、翌日の東京市場も上がり、NYダウが下がれば、東京市場もツレ安となりました。その当時の日本経済は対米輸出依存度が高く、東京市場が米国市場に追従するのが自然体でした。
しかし、今は「欧州株」に連動するようになってきております。
ここ10年間に海外勢全体の売買シェアは、北米3、アジア(中東含む)2に対して、欧州は5の割合で、2008年のリーマンショック後からは、ユーロ不安の渦中にありながらも6割を超えております。
欧州では、世界で最も国際化の進んだロンドン市場を中心に、ドイツ、フランスなど地続きの大陸市場は事実上、一体化しています。マーケットを主導する欧州勢は国境を軽々と飛び越えて投資してきます。
東証で最大の売買シェアを持つ欧州勢の存在感が増すにつれて、東京市場の株価形成も「NY型」から「欧州型」に変化してきていることは、銘柄選別の上でも重要なポイントになります。
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