大きな木には木の神様がいて、森には精霊、高い山には山の神様、海には海の神様、道には道祖神。農業には豊作の神様、漁業には大漁の神様、そして、雨を降らせる神様というように、森羅万象に八百万(やおよろず)の神が宿るとされる日本には、自然崇拝を拠り所に、文字通り大変な数の神々がおります。
日常生活においても、縁結びの神によって、良縁に恵まれると、次は安産の神様、子育ての神様、学問の神様がいて、家内安全の神様、長寿の神様。この世に生を授かってから、一生を全うするまで、様々な神様のお世話になっております。
八百万の神様の中には、疫病をもたらしこれを広める疫病神や家を貧乏にする貧乏神などもいますが、日本中の八百万の神々が、出雲の国に集まるのが神無月です。兜町の神様、相場の神様も、出雲に出掛けてしまうせいか、10月は歴史的な大暴落の特異月となっております。
1929年、世界恐慌の引き金を引いたウォール街の大暴落、1987年のブラックマンデー、LTCM破綻後の安値は98年10月9日、エンロンなどの不正会計事件の後の安値も02年10月8日、一昨年のリーマンショックも神無月の10月でした。
相場の神様が出雲にお出掛けに出る神無月相場は来月です。注意はしておいた方がいいかも知れません。ただし、10月の第3週には盛り返していることも多いのも事実です。
しかし、今年は過去高いとされた1月、4月、6月が安くなっており、過去安い傾向が強い2月、9月が逆に高く、過去とは真逆のパターンとなっていることが分かりました。従って今年に限っては歴史的な大暴落の特異月もそれほど気にしなくていいかも知れません。
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