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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

再び混迷の総裁選へ。

  

 先週末は米国の雇用統計の悪さには驚きましたが、時を跨いで日曜日に突然の石破総理の辞任には更にビックリ致しました。悪い雇用統計による円高を石破総理辞任が円安へと戻す奇妙なツーペイの状態となりました。

 

 石破総理も「自民党を分断する訳には行かず、苦渋の選択と」、更に、「米国との関税交渉で大統領令を勝ち取り一段落した」、としておりましたが、苦渋の選択も側近、特に菅元総理、小泉農相に説得されたのはミエミエで、大統領令は偶然に時期が重なったというところが本音でしょう。

 

 石破総理も世論調査の支持率がじわじわ上げって来ていることで、総理の座に恋々としたのだと思いますが、政治評論家の田崎氏が総理大臣を経験するとどうしてもしがみ付きたくなる、と申しておりましたがその通りなのでしょう。

 

 さて東京市場は石破総理辞任を好材料とし、一時800円強上昇し新高値を窺う動きとなりました。石破総理もなぜ自分が辞めると株が上がるのか理解していないと思われますが、マーケット側からすると緊縮総理は駄目なんです。

 

 誰かの負債は誰かの所得の経済原則からすると、政府がお金を渋れば国民生活は豊かになりません。財務省の言いなりで、政策ごとに常に財源探しでは成長の芽を摘んでしまいます。ですからマーケットとしては次の総理の期待値が上がるわけです。

 

 予想される候補の12番人気は高市氏と小泉氏です。高市氏は積極財政で防衛、サイバーセキュリティ、量子、核融合、更に、利上げに否定的なことから金融株が軟調で不動産株が強かった昨日の動きは象徴的でした。

 

 小泉氏も防衛、更にはライドシェアにも積極的ですが、小泉氏の地元の百貨店のさいか屋がストップ高の後下落している辺りは少々インパクトはどうか…。他に小林氏は海洋資源開発、更に茂木氏はスターアップ支援など昨日騒がれておりましたが、全て思惑です。追従する場合は思惑と割り切って、フットワークよく立ち回っていただきたいと存じます。

 

 

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