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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

復帰するファンドマネジャーの利益確定に注意...。

  

 先週末米国では注目のPCEデフレーターが発表され、個人消費支出(PEE)価格指数は前年比2.6%上昇、伸びは6月の2.6%と変わらず市場予想通りの数値となりました。

 

 ただ、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比で2.9%と、2月以来5か月ぶりの大幅な伸びを記録しました。高止まりするサービスインフレは、FRBによる9月の政策決定が困難になるのではとの懸念も囁かれておりました。

 

 PCEデフレーターは消費者物価指数(CPI)と同様にインフレ指標として使われますが、CPIが都市部の消費者の支出を中心に計算されるのに対し、PCEデフレーターはより広範な消費者の支出をカバーします。

 

 このため、PCEデフレーターはより包括的な物価動向を示すとされ、FRBは消費者物価指数(CPI)よりも重要視しており、PCEデフレーターを通じてインフレ率を監視し、必要に応じて金利の調整などの政策を実施しております。

 

 今回のPCEデフレーターの強い通知に、米国市場も利下げのスケジュールに懸念を抱いたのかNASDAQを中心に主要三指数は下落しましたが、今週はレーバーデーを迎えた米国市場に長い休暇明けのファンドマネジャーが戻って来ます。

 

 高水準を維持する米国市場では、不透明なFOMCを前に復帰したファンドマネジャーはまずは利益確定に動くことが予想され、全体相場は9月に一押し入れるとのアノマリーと合わせ更に方向感は出にくいかと存じます。

 

 米国同様、金融政策の不透明さでは日本も同じで、9月の日銀の金融政策決定会合は焦点であります。当欄では日銀の利上げは時期尚早と常々申し上げておりますが、直近ではベッセント財務長官からの圧力が静かに迫るふkk環境で、利上げしたがる植田総裁はどう出るか…。

 

未だ方向感が出にくい状況で、個別銘柄に固執する展開が続くものと思われます

 

 

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