結局ウクライナ情勢は、もともと歴然としていた戦力差の通りロシア有利の状況で進み、ウクライナ側はこの戦況でも断じて武器を置かない決断から最後まで国を守る覚悟を表明いたしましたが、結果としては残念ながらとことんロシアにやられてしまうのか?
まさに侵略戦争でありますが、NATO側も加盟国とウクライナの国境に戦力を置くことはできても、直接ウクライナに置くことはできないことを既に始まる前に予想していたプーチン大統領の戦略優位か。
親ロシア民族がウクライナ側から虐待(ジェノサイド)を受けていることからその親ロシア民族を守るという、自作自演のウクライナ侵攻口実をでっち上げこの侵略を始めましたが、昨日申したメイドインロシアの装甲車もそうですが、ウクライナの攻撃で足を失った一般人の映像も、もともと義足の人を使っていたりですとか、プーチン大統領の仕掛けた映像上のトリックはほとんどSNS上で暴かれております。
この侵略戦争、NATO側諸国は軍事的オプションも取れず、経済制裁でしか対抗できないことから、ロシア側にダメージとなるのは相当先になり、それまでの間事実上ロシアのやりたい放題が続くとの見通しですが、このSNS時代の情報伝達スピードの速さ、正確さを、時代錯誤に操作できるとの傲慢さは後々ロシア側も足元すくわれると要因になるのでは…。
ロシア国内でも情報統制は日常茶飯事ですが、日進月歩に進む情報化社会でそう簡単に操作できるものではありません。既に反戦デモが多発しているロシア内でもSNSが活発に利用されていることの表れです。民意の力を信じたいところであります。
さて、株式市場は当欄でも申し上げました通り、結局「開戦前夜は急騰前夜」「銃声が鳴ったら買え」でありましたが、投資歴80年のウォーレン・バフェット氏も今上昇している金について戦時での考えとして、「戦時に金やビットコインを買うべきでない」「私の経験したすべての危機を通して株価は上昇した」と伝えております。
筆者の意見よりバフェット氏の見解に重みがありますので参考にしていただければと存じます。
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