引き続き中東情勢は落としどころが見えてまいりません。トランプ大統領は、作戦は上手く進展している、早期に集結することを喧伝しておりますが、当のイランは徹底抗戦の構えを崩しておらず予断を許しません。
ホルムズ海峡ではイランに敵対していない船は航行しておりますので、無差別に攻撃する機雷は未だ撒かれていないことは窺えますが、さりとて米国並びに同盟国の船が安全に航行できる保証はどこにもありません。
更にトランプ大統領は、イランの原油輸出の90%を担うカーグ島の軍事施設への攻撃を実施しました。ホルムズ海峡の自由な航行を担保するための脅しの一歩であり、叶わなければカーグ島も石油施設も爆撃するという次の一手も用意しているようです。
昨日の東京市場はカーグ島爆撃のニュースから原油価格が再び上昇し、3月9日の119ドル以来の100ドル乗せで、先週末のCMEの日経先物は800円ほど売られていることから、限りなく先物に引っ張られる形で大幅安が予想されましたが、想定以上に東京市場は健闘しておりました。
午前中から売られること日経平均では700安迄売られましたが、午後に入ると押し目買いから戻し結局68円安という大健闘な展開となりました。これには市場関係者も嬉しい誤算かと思われますが、当欄でも日々指摘しております通り、先進国の市場においても東京市場の優位性が現れたものと思われます。
戦争が始まっても実際に海外マネーが逃げている形跡はなく、世界のトップの米国市場でもトランプ大統領の日和見主義に辟易している状況では、米国発日本行きの資金移動は至極当然のことなのでしょう。
日々中東関連のニュースに一喜一憂しがちですし、日々の乱高下も付き物ですが、3月9日の5万1407円に対する二番底探りとの見解でよろしいかと存じます。
