丑年の本年も今日と明日の2日間となりましたが、「1年が早かったなぁ」と感嘆されている方も多いのでは...。今年は皆様方にとって、どのような年でしたか?世相は未だ暗がりを抜け出せないままでおりますが、夜明けの来ない夜などありません。元気に新年を迎えてもらいたいと存じます。
さて、「ね」「うし」「とら」と続く十二支の神話に「猫」がいないのを不思議に思ったことはありませんか?
ある年の暮れ、神様が動物たちに「元旦に集まった順に『年』をやる」とお触れを出します。しかし、猫は集まる日を忘れ、ネズミに尋ねたところ、1月2日とウソをつかれてしまいます。
1日遅れて参上した猫に神様は「それは昨日だ。顔を洗って出直して来い」と。そのため、今でも猫は暇さえあれば顔を洗い、ネズミを見つけると「よくも騙したな」と追っかけ回すそうです。
ネズミの狡猾ぶりはこれにとどまりません。元旦に真っ先に神様の屋敷に着いたのは「牛」でした。歩みが遅いので、夜明け前に出発した結果、一番乗り。ところが門が開いた瞬間、ネズミが牛からピョンと飛び降り、ネズミが一番となってしまいます。それで、子丑寅の順番になったそうです。
十二支の神話には、勇気をくれる物語もあります。最後の12番目の「イノシシ」です。11匹が集まった時点で神様が「これで締め切りかな」とつぶやいた時、門の向こうから「待ってくれ?」と叫んで猪突猛進してきました。もう駄目かと思った時の"一発大逆転"。そのことで寂しい景色が一変し、光が差してくることもあります。人生前向きに行きたいものですね。
新年早々、『新春お年玉銘柄』を発表いたします。
参加希望の方は、03-3868-2801まで、お気軽にどうぞ。