今から30年前に経営の神様と云われた、あの「松下幸之助」氏が有為な人材を育てようと私財を投じて創立したのが「政経塾」です。松下幸之助氏が政経塾を創設した背景には小沢一郎氏の師・田中角栄氏の存在も影響していると云われています。
当時の政界には、田中氏に象徴される金権政治、派閥支配がはびこっていました。そこに政経塾で育成した人材を送り込み、政治を正そうとしたのです。政経塾を創設した松下幸之助氏は、即戦力の人材を育成しようとして5年(現在は3年)という長い研修期間を設けたのも、その間に政治家としての研鑽を積ませようとしてのことです。
国会議員だけで34人を輩出する政経塾は、今や政界の一大ブランドです。8月の総選挙で当選した31人の塾出身者を見ても25人が民主党の所属です。鳩山政権では、前原誠司国土交通相(政経塾8期)、原口一博総務相(4期)という2人の大臣に加え、副大臣4人と政務次官2人が登用されました。
松下幸之助氏の持論の一つに国民から税金を取らない「無税国家論」がありますが、先日の新聞報道で鳩山由紀夫首相も無税国家の信仰者だと知りました。日本にも優秀な国会議員が沢山いるのですから、無税国家とは云いませんが、国民が払った税金のムダ使いだけは勘弁願いたいものです。
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