「3D」と云うらしいです。立体や3次元のことではありません。日本経済の重しとなっている3要因を総称した言葉のことです。
一つ目の「D」は、物価が持続的に下落するデフレ。日本はもう10年近くもデフレ基調が続いており、もはや特殊要因とは云えません。
二つ目は、1株あたりの価値が薄まることを意味するダイリューション。株式市場で大企業の1兆円規模の増資など、大型の資本増強が相次ぎ、株価の下押し要因となっております。
三つ目の「D」は、民主党の英語表記であるDemocratic Party of Japanの「D」です。第二次補正予算を巡っての迷走や環境税の導入、さらには普天間問題など関係閣僚が一致したと見えた途端、首相自ら「先送り方針」を口にするなど、鳩山政権の政策運営に疑問の声が上がっております。
政権誕生から3ヶ月が過ぎましたが、この辺で態勢を立て直さないと、再び四つ目の「D」―すなわち二番底への下り坂Descent(ディセント)が現実のものとなってしまう恐れもあります。鳩山政権は一刻も早く未来像を内外に示してもらいたいものです。
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