北極海の近くにハンス島という島があります。
その島の面積は1.3平方キロメートルで、いま領土問題で韓国とゴタゴタしている竹島より少しだけ大きい。
このハンス島の東にはデンマーク領のグリーンランド、西にはカナダの領土が広がっており、二国はこの島の領有権を主張して紛争中です。
しかし、韓国が日本に対するような敵対心むき出しのものではなく、温かさがほんのりと感じられるものです。
それは、入れ替わりで駐留するデンマークとカナダの部隊が、それぞれの国産ビールを“置き土産”として島に残していく習わしが、受け継がれているそうです。上陸したらまず相手国のビールで乾杯なのです。
そもそもこの辺りは、一年のほぼ大半が氷で閉ざされているため、利用価値は乏しい場所でした。ところが、地球温暖化によりこの海峡の氷が解ければ、北米とアジア、ヨーロッパなどを結ぶ「北西航路」の要衝に一変する可能性が発生し、また資源探索や漁業権といった国益が生じる可能性も出てきたのです。
領有権問題がにわかに熱を帯びてきましたが、両国に焦る様子はありません。互いに「見解の不一致」を認めた上で、歴史の検証や共同開発の検討が淡々と進められております。
日韓両国の関係でも、このようなほのぼのとした雰囲気があれば、両国の成長だけでなく、アジア全体の成長にもつながります。勿論、株式の値上がりにも大きな影響を与えると思えるのですが…
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