ギリシャの今年度の経済成長率はマイナス6%と予測されており、新民主主義党(ND)が再選挙で第一党になった今でも、ギリシャがユーロを離脱する可能性がなくなった訳ではありません。
ギリシャのユーロ離脱が現実となったら、実際はどのようなことになるのでしょうか?!
2000年以降、株価の上昇率トップはメキシコで、ロシア、韓国、タイと続きますが、これらの国は例外なく通貨危機を経験しております。自国通貨の価値が暴落した結果、輸出産業が伸びて、のちの株価上昇へと大きく結びつきました。
ギリシャもドラクマに戻せば、一時的には大混乱に陥るでしょうが、ギリシャの輸出産業は潤い、自国の通貨安は観光客を呼び込むことになるという見方もあるのです。
また、ドラクマ復活は、ギリシャ国内の銀行ATMや鉄道の券売機、スーパーのレジスターの切り替えなどに繋がります。日本企業は、元々欧州に強く、その関連会社はびっくりするほど多く存在します。
例えば、「東芝」はレジスターの世界最大手、「オムロン」「沖電気」は鉄道ビジネスに強く、また貨幣処理の「グローリー」「日本金銭機械」は欧州市場に販路を拡大しており、日本の関連ビジネス企業にとってはプラス効果の方が多いのが現実なのですが…
皆様方からの投資相談を随時承っております。
お問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!