去る7月12日のこのコーナーでも取り上げましたが、震災を機に次世代住宅「スマートハウス」が一層脚光を浴びております。
従来、家庭内では電力を消費するだけでしたが、スマートハウスとは、情報通信技術を利用して複数の電力機器(発電・蓄電装置・家電製品等)をネットワークで接続、家庭内のエネルギー消費を最適に管理・制御することが可能な住宅を指します。
具体的には、太陽光発電による「創エネ」、バッテリーや電気自動車の蓄電池による「蓄エネ」、家電等の消費電力を抑制する「省エネ」の三つを連携させることで、エネルギーの効率的な活用を実現します。
例えば、雨天時に太陽電池の発電量が減った場合、家電の電力消費を抑えたり、天候変化を予測して事前に蓄電池に電力を貯めておいたり、電気代の安い夜間に集中して電気自動車の蓄電を行うなど、外部の電力系統とのやり取りを自動で行うのが特徴です。
スマートハウス主要設備の市場規模予測は、主要機器合計で、2011年度に6300億円でしたが、2015年には1兆円を超えると試算されており、また、このスマートハウス業界に、大手住宅メーカーや大手家電量販店が相次いで参入してきたことも今後さらなる高成長が期待できます。
関連分野を見ても「スマートハウス」、「スマートメーター」、「パワーコンディショナー」、「太陽光発電」など幅広く、いま最も魅力的な業界の一つと云えます。関連銘柄に注目です!
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