昨年に続き今年のゴールデンウイークも巣籠を強いられます。日々のマスコミ報道を見ていても、日本政府はこの1年間何をやっていたのか疑問を抱かざるを得ません。
米国、英国、イスラエルなどが迅速なワクチン接種から、既に経済を再開しはっきりと数字を出してきている中、先進国の中ではひと際ワクチン接種が遅れた日本は未だ感染増に苦しみ、接種率も1%という体たらくです。
首都圏、近畿圏の状況が厳しく、特に大阪は医療体制が尋常でない域に達しております。報道からは、大阪ではコロナ関連の救急車の出動要請が直近の21倍に跳ね上がり、どこの病院も満杯で救急車内で47時間待機させられるという事態も起こっております。
自宅療養を迫られる患者が1万人を超え、血中酸素濃度が90%を切らないと入院できないという事態に陥っております。筆者はアレルギーの喘息持ちですから、血中酸素濃度が95%以下は呼吸不全を疑われ、どの程度苦しいかはよく存じており、それが90%とは如何に現場が切羽詰まっているかが窺えます。
弊社の創業時からお取引をいただいているお客様で、前の会社からのお付き合いを入れると既に25年ほどお取引をいただている、大阪の医療関係者であるお客様がいらっしゃいます。長いお付き合いで個人的信頼関係もいただいていることから、大阪の医療現場の実態をお聞かせくださいました。
耳を疑うほど驚いたことは、現場の医師、看護師は一分も無駄にできないことから、成人用オムツを着用して仕事に当っているとのことです。多数の患者を救う上で、その都度の防護服の脱ぎ着、殺菌消毒、の時間がもったいないという理由だそうで、本当に頭が下がります。その方曰く、現場は既に災害級であり、残念ながらトリアージは始まっているとのことです。
無責任な政治家の言には従いたくありませんが、今の医療体制に決して負担はかけたくありません。連休は籠り、銘柄研究に勤しみたいと存じます。
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