米国では注目の小売り売上高は強い数字が報告されました。8月ですから当然関税に対する駆け込み需要が観測されますが、それでもこの原稿を書いている現状(17日午後9時)では、未だ利下げ幅は0.25%かと思われ、パウエル議長の会見内容が焦点であることに変わりありません。
米国市場でもビッグイベントが控えるわりには、主要三指数も高値にへばり付いており、FOMC前の持ち高調整の売りを消化しつつも、決して弱い展開ではありません。
0.25か0.5か、トランプ大統領はより大幅な利下げが必要と言っているところから、最低でも0.5%を要請していると思われますが、パウエル議長が中央銀行の独立性を担保しつつ、更にマーケットとの対話を上手くこなすかが焦点でしょう。
評論家諸氏の見方、アナリストのコメントなどを見聞きしても、単純に0.5%のサプライズの利下げから、更にパウエル議長の会見もトランプ大統領が喜びそうな内容であればマーケットは上値を一気に抜けると思われますがそうはならないでしょう。
金利が決まり、パウエル議長の会見も終わり、更に内容をマーケットが咀嚼する時間が必要になるでしょう。あたかも条件反射的な反応は控えようかと存じます。
それよりも会社四季報秋号が本日弊社のも届きました。どう出るかわからないマクロ要因に右往左往するよりも、ピカピカの四季報からお宝銘柄を探す方に精を出した方が賢いと思われます。
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マクロ要因で大崩れするとは考えておりませんので、会社四季報を武器にこれから買える銘柄を探してまいりたいと存じます。
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