新薬に比べて割安なジェネリック(後発医薬品)の市場が急拡大する見通しです。医療費の伸びを抑制するため、政府は2017年までに60%以上としていた後発薬の普及目標を17年半ばまでにまずシェア70%を達成した上で、20年度末までに80%以上へと急きょ引き上げました。
実現すれば特許が切れた新薬はほぼ駆逐されます。医薬品メーカーだけでなく、病院や薬局など医療全体の生態系が激変することになります。
後発薬のシェアは、特許切れ新薬と後発薬の合計数量に占める、後発薬の比率で、分母にあたる特許切れ新薬と後発薬の合計数量は、現在の約1100億錠から20年度には約1250億錠まで増加する見通しです。
20年度に政府目標の後発薬シェア8割を実現するためには、約1250億錠の8割にあたる1千億錠の後発薬が必要になりますが、現在、処方される後発薬は約550億錠と見られ、後発薬市場はほぼ倍増する計算になります。
国内の後発薬メーカーは約200社に上りますが、そのほとんどは資金力の乏しい中小企業です。大手各社が設備増強を重ねる中、中小メーカーでは規模拡大に向けた再編が動く出すことは間違いないでしょう。
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