郵政3社の上場で東京市場がガラリ一変してきました。東京市場が注目する「節目」を超えたことで、値動きが軽くなってきたのでしょう。
市場が注目する「節目」とは、200日移動平均線のことで、10月末以降1万9200円台前半で推移していましたが、先週末の終値(1万9265円)でこのラインを超えたのです。
過去を検証すると、この移動平均を上に突き抜けると、上昇のピッチが加速する傾向があることが分かっています。
また、昨日には日経平均株価を2か月半ぶりの高値である1万9600円台まで押し上げてきており、その要因の一つがここへ来ての円安です。日銀の追加緩和への期待がくすぶる一方、米連邦準備委員会(FRB)は12月の利上げに向けて雰囲気作りとも云える情報発信を繰り返しています。
日米の金融政策の方向の違いが背景に2か月半ぶりの円安・ドル高水準になっており、円売りと日本株が連動するという、投資家にとって分かりやすい相場になっています。
国内企業の15年4〜9月期決算も予想通り及第点の範囲であり、中国景気に関しては10月の利下げに加え、財政政策が打ち出される可能性があります。東京市場は一層の上値を追いやすい展開が続くでしょう。
皆様方からの投資相談を随時承っております。
お問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!