安倍政権がマイナンバーを導入したのは、表向きは行政手続きを簡素化するためですが、本来の目的は国民の財産をきっちりと把握して、しっかり税金を取るためです。
2018年からは利用者の同意の下にマイナンバーと銀行口座のヒモづけが可能になり、21年には義務化されると考えられます。
ガラス張りの資産は、お上にむしり取られる一方で、これまでなら複数の銀行口座に少しずつ生前贈与して贈与税を免れたケースも、今後は難しなります。
マンション投資で家賃収入にかかる所得税を免れたり、ネットオークションの収入を無申告にしたりしていたのもアウトです。入金額が年間数十万円あると、「これは何だ」と、お上に目をつけられ、さかのぼって調べられます。
銀行口座は複数持っている方が大半ですが、家族に内緒にしている口座があるものです。特にネット銀行の口座は、通帳がなく、キャッシュカードのみなので、子どもにとって親のおカネが分かりづらく、それを知らずに親が亡くなると、その口座にあったおカネは国庫に入ってしまうので、注意しなければなりません。
最後にマイナンバーと銀行口座のヒモづけは任意ですが、このヒモづけを拒否すると「何か隠したいことでもあるのか」と税務署に徹底マークされる可能性があります。政府によって何かと監視される社会は、ちょっと怖いですね。
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