自動車が100年に1度の転換期を迎えています。1886年1月29日はダイムラー社が世界初の「ガソリンを動力とする車両」として初の特許を取得し、乗用車が誕生した記念日と云われています。
その時代、マルコニーがイギリスから大西洋を隔てた先に無線通信の実験を成功させています。無線技術は進歩し、2020年ころには現在の100倍のスピードの無線通信網の実用化が視野に入ります。
次世代のクルマの看板的存在である自動運転車の実現は、他のクルマなどの衝突しないように高度な通信網が必要不可欠です。電子制御する部品が多い電気自動車(EV)の進化も自動運転にプラスに働きます。
今、1世紀にわたる様々な技術革新が一致団結する方向で歩調を揃えつつあります。自動運転技術や、通信で情報を外部とやりとりする次世代車が普及すると、自動車に搭載するセンサーや半導体が飛躍的に増えます。異業種の企業も自動車分野の事業を拡大する好機となります。
このように自動車もIT(情報技術)分野と同様、付加価値の源泉が部品とサービスに移る「スマイルカーブ現象」が進むと見られています。
技術開発で自前主義が強い日本企業の部品メーカーも、部品の重要性が高まることを認識し、内向きな姿勢を改めて外部から先進技術を積極的に取り込む必要があります。
来月の10月27日から11月5日までの10日間、東京ビッグサイトで2年に1度の東京モーターショーが開催されます。
国内メーカー14社15ブランド、海外メーカー13社19ブランド(乗用車・商用車・二輪車)が出展するなど、世界10か国の150社・団体が展覧します。未来のクルマ像が見えそうです。
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