日経平均が1万9500円前後でもみ合う中、日経ジャスダック平均株価がアベノミクス相場での最高値を付けるなど、中小型株の頑強さが目につきます。
実はアベノミクス以前の2000年以降を見ても、中小型株は大型株を圧倒的に上回るパフォーマンスを上げているのです。
それは、日本の大型株は、大手製造業や金融機関、鉄道会社や通信会社、商社など成熟した業界の企業が大半を占めます。すなわち、株価が安定的に推移し、流動性が高いなどのメリットがある半面、業績が突然大きく伸びることも少なく、大きなリターンは見込みにくいとも云えます。
一方、中小型企業は歴史も浅く、インターネットやゲーム、AI、再生医療、クラウドサービスなど、成長力が高い業種の企業が多く存在します。こうした企業の成長が株価を押し上げ、中小型株のパフォーマンスを上げています。
さらに中小型企業は、業務活動がシンプルな会社が多いのも特徴です。大型株は経営基盤が多種にわたる企業が目立ちますが、中小型企業や一つの事業に委ねる傾向が強く、業務内容が分かりやすいのもメリットです。
平たく言えば、中小型の企業ですと、大企業と同じ土俵で勝負しても勝ち目が乏しいのでしょう。そこで、大企業が足を踏み入れないニッチな市場を狙ったり、ユニークな事業モデルを確立したりする企業が多々あるのです。
市場規模は小さくても、商売仇も少ないため、なかには追随を許さない収益を上げる企業もあるのです。
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