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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

不透明の中では専門家の意見より、「相場は相場に聞け」でしょう。

  

トランプ関税の大枠が決まり、発効日を前に各国の交渉が始まっておりマクロ面では不透明要因山積みですが、米国では決算発表がスタートしてまいります。第一四半期の事前予想が6.7%増のところ13.6%増益と、関税の影響を懸念し過ぎたブレです。

 

今回も4月から実際に関税がスタートしておりますので、前回よりも慎重な事前予想は2.5%増益としております。そんな中で相変わらず際立つ増益予想を出しておりますのがITセクターであり、更に特出しているのが半導体セクターです。

 

しかしながら、これまで米国市場を牽引して来た「エヌビディア」を中心としたAI半導体も、巨額投資を前提に業績は引き続き伸びておりますが、先日のTSMCの月時の増益率は若干下がっております。

 

米国市場はその辺りを織り込み始めているのか、これまでの牽引役のマグニフィセント7に代表される大型株でも、「エヌビディア」「マイクロソフト」「メタ・プラットフォーム」以外は精彩を欠いております。

 

変わって、買われているのが中小型株であり、ラッセル2000の上昇率が大きくなっていることは先日お話ししましたが、7月に入ってからはS&P500の上昇率を3倍強上回っているのがS&P600(小型株指数)です。

 

米国市場でも今まで大きく上昇した銘柄群から出遅れているものに資金が向かっており、物色対象が広がりを見せその分リスク対応力は増していると思われます。

 

東京市場は日経平均を牽引するのは半導体製造、前工程、後工程を担う「アドバンテスト」「ディスコ」「東京エレク」「レーザーテック」などですが、日経平均を横目にこちらも物色対象は広がりを見せております。

 

参院選挙前、その結果には専門家の間でも全く予想が付かず、出た結果に対しての株式市場の影響も読み辛い状況ですが、外国人買いガバナンス改革からの自社株買いを背景に決して弱くありません。「相場は相場に聞け」、でしょうか。

 

 

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