米国では独立記念日で先週末は休場でしたが、木曜日の雇用統計で利下げを求めている市場にとっては期待とは逆の雇用の改善が伝えられ、材料としてはマイナスインパクトかと思いきや主要三指数は大幅高となり、経済好調を反映いたしました。
先日米国帰りの人の話で、肌で感じる米国経済のお話をさせていただきましたが、やはりデータからも景気はいいようです。7月の利下げはなさそうで、再びトランプ大統領が騒ぎそうですね。
さて、先週土曜日に個人株主の世代交代についての記事が出ておりましたが、2024年度の株式分布状況調査で個人株主が8359万人で過去最高を更新したそうです。
前年からは914万人(12%)増加しており、新NISAが大きく貢献しているようです。新NISAが始まる前の2023年01月から25年5月にかけて年代別の増加率は20歳代が断トツの27%増、20歳未満が19%増、70歳代は1%増で明らかに若年層の参入が顕著であります。
金額ベースでは60歳代以上が100兆円で全体の6割を占め、この層はバブルの崩壊を経験しており逆張り志向が強く、噴くと売りが出やすくなりますが若年層は資産形成として長期投資の意識が高いとも記されておりました。
新NISAは5年で1800万円まで無税で期限もなくまだまだ始まったばかりです。従って今後さらにニューマネーが東京市場に向かってまいります。
かたや外国人投資家に目を向ければ東証のガバナンス改革への評価から、凄まじい額の買い越しとなっており、2014以降のアベノミクス相場を上回り過去最高を記録しております。
株式歴の長い個人投資家もバブル期の高値掴みがやっと解れたという話も多々覗いますが、このような売り玉は更に整理されますので、東京市場の今後の展開は益々楽しみになります。
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