何年ぶりかで、“円安はどこまで?”と云ったご質問をいただきました。
当コーナーで指摘した通り、円安の流れが鮮明化してきました。
次期総理に最も近いとされる安倍氏が、デフレ脱却として「日銀法改正」「インフレ目標2〜3%」「日銀の国債直接引き受け」といった日銀への圧力を連発しているからです。
円相場は衆院解散直前の$1=79円台半ばから、すでに3円ほどの円安、対ユーロでは5円も円安となっております。
海外メディアもマーケットを動かすトップニュースとして安倍氏の発言を連日取り上げており、これは正に異例のことです。
日銀の白川総裁は安倍氏の提案にすべて反対すると発言しており、また現在の法律では政府が日銀の政策に介入することはできません。
しかし、相場というものは元来、ニュースで動くものです。
実現するか、しないかは二の次で、まずは結論が出るまでは円安方向に動くのがマーケットの鉄則です。
過去を検証すると、このような場合、一世一代の円売りを仕掛けようとするヘッジファンドも現れるため、予想外の円安になることも十分考えておく必要があるでしょう。
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