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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

合成の誤謬

 

日本経済の現状を巡って「合成の誤謬(ごびゅう)」という言葉が、最近よく使われます。
 
2012年版「労働経済白書」のキーワードもこれです。
「何かの問題解決にあたり、個々にとっては良い行動でも、全員が同じ行動をすると悪い結果を生む」ことを意味します。
 
バブル崩壊後、企業は長引く不況や国際競争の激化に対応し、非正規雇用の比率を高めて人件費の削減に努めました。
 
その結果、家計所得が減り消費が冷え込み、経済が停滞して、企業自体の収益を圧迫しています。「コストを削減したらモノが売れなくなったという合成の誤謬」というわけです。
 
賃金低下は税・社会保険料収入の伸び悩みを招き、結婚や子育てを困難にして少子化を招きます。これもまた、合成の誤謬です。
 
人を単なるコストと見なし、使い捨てにする風潮は、社会保障を支えてきた人と人との繋がりを大切にする日本の本来のあり方とは云えません。
 
今、日本は合成の誤謬による、デフレの真っただ中にいます。
この「合成の誤謬」から脱却する方法はただ一つです。
 
それは、消費者がドンドンおカネを使ってモノを買うことに尽きます
 
昔から言うではありませんか!「金は天下の回り物」と…。
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