先日、財務省と造幣局はバングラディシュ中央銀行からバングラディシュの貨幣5億枚の製造を受注しました。国際入札の結果ですが、本年は日本とバングラディシュの国交40周年の節目にあたり、両国間の一層の関係強化にも貢献するものと考えられます。
日本が外国の貨幣製造を請け負うのは、記念硬貨ではニュージーランドとスリランカの二例がありますが、一般に流通する貨幣では戦後初めてとなります。
受注したのは8種類あるバングラディシュ貨幣の一つの「2タカ」。日本で2円に相当するもので、ステンレススチール製で、来年の4月から毎月1億枚、計5億枚を供給する予定です。
途上国などでは自前の貨幣製造設備を持っていない国も多く、日本では親日国のブータンやネパール、さらにベトナムや中東の新興国に職員を派遣して各国政府への売り込みを活発化させております。
日本国内では、電子マネーの普及や景気低迷で、貨幣の製造量は減少傾向にありますが、日本の貨幣鋳造技術は世界でもトップクラスであり、財務省と造幣局は今後も外国通貨の受注拡大を目指していくようです。
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