先週金曜日、夕方五時予定の安倍首相による記者会見。そこで進退についての何らかの説明をされる予定でしたが、急遽午後2時過ぎに「安倍首相、辞意決意」との情報が流れ、突発事項に弱い東京市場は600円ほどの急落に見舞われました。
元々体調不良を懸念されていた安倍首相でありますが、側近等から漏れ伝わる情報では、辞任はないだろうというのが大半で、女房役の菅官房長官の朝方の記者会見でも「安倍首相は身体に留意しながらも、職務にあたるとみられます。」との内容でありました。
結果としては辞意決意でありましたが、周りからは留意されたものの、最終的には孤独なリーダーらしく一人で決断したことだと思われます。
歴代総理大臣最長の長期政権であり、様々な実績を残し、個別案件は功罪賛否両論あるのは当然でありますが、経済音痴の民主党政権により沈みかけた日本経済を浮上させたことには、あまり異論を唱える方はいないと思われます。
記者会見で各記者からの質問される光景を見ていて、橋下徹氏が「長期政権ご苦労様でした。」と労いの言葉をかける記者があれだけ大勢の中で、たった一人しかいなかったことを嘆いておりましたが、全く同感であります。志半ばで政権を辞さるを得ないほどの体調不良に、さぞ苦しかったのではないかと察します。
さて、一連の報道から東京市場は急落しましたが、これからどうなるか投資家の立場からは一番気になるところではありますが、結論は自民党政権が変わらない限り、早晩落ち着いてくると思われます。
良い意味でも、悪い意味でも世界経済の枠組みのなかで、諸外国の日本の評価は、与党内であればトップの変更にあまりインパクトはなく、まして今のようなコロナ禍の非常時であれば、一層挙国一致の政策であることは変わりません。
悲喜交々、日経レバ、ダブルインバースが大商いになっておりましたが、ここは一喜一憂せず、個別珠玉株を狙ってまいります。
必中国策銘柄に変化なし、ご期待ください。
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