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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

値幅制限拡大、早くもマザーズに波及。

  

 決算発表も今週で終わります。通期の見通しを6割の企業が開示できないという異常事態の中で、緊急事態宣言の出ていた直近3ヶ月の実際の数字を確認したいというのが運用担当者の本音でありますが、大方の数字が出揃ったところで、すでに機関投資家の動きは出ているようです。

 

 膠着状態の続く展開の中で、東証マザーズに物色の矛先が向かっているようであります。先週東証マザーズは1ヵ月ぶりの高値を更新しましたが、この市場は個人投資家が多いのですが、どうも機関投資家の手口が随所の見られておりました。

 

 弊社でも6月後半から先物を駆使して、売り崩し的な仕掛けを指摘しておきましたが、やはり少しでも安いところを仕込みしたい、結論はここにあったようです。

 

 ご存じの通りこの市場は国内需要を中心とした企業が多く、大型株に比べて価格変動も大きく、電子商取引、情報技術、医薬品など話題性も豊富であり、更に8月3日より値幅制限制度が変更され、より短期でより大幅に動く市場となっております。

 

 先にも指摘させていただきましたが、東証は投機色を押さえたいとの意向で制度を改善したとしておりますが、改善前は3日ストップ高で4日目から値幅倍増、改善後は2日ストップ高で3日目から値幅4倍増であります。

 

 ますます投機色が強くなるのではないかと思いますが、早速、8月3日以降は東証マザーズ、JASDAQの動きが一部市場を勝り、この制度変更の最初の対象銘柄はマザーズ上場のベガコーポレーション。ストップ高2日後、3日目は実にザラ場51%高、引け値でも38%高であります。

 

 弊社のお客様も、新興市場ファンは多くいらっしゃるので、構わないですが、制度改革はもう少しその趣旨を正確に伝えたほうがいいと思うのは筆者だけでしょうか。

 

 

 

弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!