未だに3月半ばの日経平均の大底1万6358円に対する二番底、三番底に怯える投資家は多数派であります。日経レバのカラ売りが禁止となり、歴史上類を見ない程の逆日歩が付いて話題になりましたが、その後日経平均も2万2900円どころから2万1710円まで下落する過程で、空売りの買い戻しも入り、空売りポジションを閉じる展開も見られました。
しかしながら、再び日経平均が7月の底から上昇し、2万3338円と戻り高値を更新してくると再び空売りが増え続けて、再度逆日歩点灯であります。どこまで行ってもこの相場に強気になれない投資家がワンサカ存在することを物語っております。
おそらく決算発表も終了し、予想通り相当悪い内容で、しかも今後のコロナウィルス感染者もそう簡単には減らないとの読みからも、東京市場は上昇波動には乗れないと判断しているのでしょう。
本日は、日々当欄にて力説している、世界各国の財政出動、中央銀行の本気度には触れず、テクニカル面から主力株、並びに日経平均の動きを探ると、日経平均は指数寄与度に高いファストリ、ソフトバンク、東京エレクトロンなどでここまで上げてきましたが、俗にゆうバリュー株に属する、トヨタ、日本製鉄、メガバンクなどは蚊帳の外でありました。
ファンダメンタルズ面が気がかりでしたが、決算発表が通過したことから、だいたい織り込んだと思われ、上記の通りテクニカルで見ていけば、三月の一番底に対して最も出遅れている主力銘柄も遅まきながらも二番底を付けたのではないでしょうか。
日経平均は二番底と思われる水準まで押していませんが、出遅れの主力株は明らかに二番底形成の足取りであります。そこに騰落レシオを重ね合わせると、3月16日40.12一番底、戻り6月2日150.78戻り高値、7月10日70.61、7月31日74.87、二番底、三番底、綺麗に日柄もかけて底値形成であります。
今後は、日経平均を追っかける個別株の動きから目が離せませんよ!
皆様方からの投資相談並びに入会受付を承っております。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!