先週末、ちょっとした波乱から600円下げて、週が明けたら500円上げてと、膠着状態の東京市場に少々味付けまがいの動きがあり、しかも2日とも普段よりも若干多い出来高をこなしておりました。
少々期待の高まるところですが、昨日申し上げました通り大きな動きが出るにはまだ日柄が必要でしょうか。通期を占う上で重要な第一四半期の決算発表はまだまだ続きますから、ファンダメンタルズは重要です。
株式投資をする上で、このファンダメンタルズや割安度の分析と同じくらい重要なことは需給関係の確認です。
需給とは、需要と供給のことですが、株価は需要と供給のバランスによって価格が決まりますので、現在の市場の需要と供給のバランスを読み解く力は、株式投資にとって必要な力となります。
例えば、含み損を抱えている人が多い銘柄の場合、株価が少し反発しただけで、戻り待ちの売りが大量に発生し、株価の上値は重くなります。
その需給環境を見る指標として「移動平均線乖離率」があります。移動平均線乖離率とは、株価が移動平均線からどれだけ離れているかを数値化したものです。
短中期の相場を見るには、25日移動平均線からの乖離を見るのが基本的な戦略です。現在、移動平均線から判断して、株価が買われ過ぎている状況なのか、売られ過ぎている状況なのかを、判断する際に使われます。
また、移動平均線乖離率は逆張りで使われることが多いので、平均値の違いには十分に注意を払うようにして下さい。
時代と共にその平均値が変わってくることもありますので、相場の状況を分析して、臨機に判断していくことが大切です。
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