米国市場は政府閉鎖が続いていることから公の経済指標が公表されず、現状は過去のものと民間からの指標に頼るしかなく、しばらくマクロ要因が手薄の状態ですが決算発表は順調にこなしております。
金融機関の好調な決算から始まり、懸念されていた地銀の決算でも予想された多額の貸倒引当金も想定以下で落ち着いているようです。マグニフィセント7の決算がこれから始まりますが、桁違いな設備投資計画を決算が裏付けするものと思われます。
データセンター投資に兆円単位の投資計画が目白押しですが、これが米国企業の特出するところであり、現状では日本企業に真似の出来ないところであります。
AIブームと簡単には括れない長いテーマとして、これからも市場を牽引することは間違いなさそうです。バブルと危惧する輩もおりますが、2000年のITバブルの時でもNASDAQは5、6倍になっており、現状の2倍位は未だかわいいものです。
さて東京市場は十把一絡げの高市ラリーが一段落しましたが、閣僚人事も決まりこれから個別銘柄の深堀が始まります。注目の閣僚人事は対米配慮で茂木氏、赤沢氏、注目の財務相には財務省の手の内を知る片山氏、よく考えらえた布陣と思われます。
一昨日の高市総理の就任後の挨拶も原稿の棒読みではなく、自分の言葉ではっきりと「こうしたい」との意思が伝わった内容であると感じましたと同時に、ガラスの天井を破った女性総理としての言葉に海外マネーはさらに日本へ向かうものと存じます。
歴史を変えた総理ですが、専門家の間では少数与党、過激な発言、財政の悪化などから短命ではないかとの見方、またマスコミも総務大臣時代の発言などからネガティブな扱いが多いようですが、惑わされることもないでしょう。
株式市場は昨日反落するものの値上がり銘柄が値下がり銘柄の4倍の数であり、指数とは裏腹に個別銘柄が健闘しております。NT倍率の高水準も騰落レシオは低水準で推移しており、日経平均は一服するものの個別銘柄の深堀が始まりものと思われます。
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