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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

日銀が利上げの準備に入ったようです。

  

 米国ではダラス連銀の製造業景況感指数が発表になり、全般予想値を大きく下回る悪い数字が並びました。この指数はテキサス州の景況感を表すもので、製造業の10%を占め輸出額では全米一位ですので、製造業復活を狙うトランプ大統領にとっても耳の痛い数値となりました。

 

 これを受けて米長期金利は下落し、まだら模様の数字が並ぶ経済指標も再び利下げへの期待値が上がったようですが、ただ、FRBが注目の雇用環境については、これから続々と関連の指標が出てまいりますので、関心はそちらに移っております。

 

 その懸念されている現状の雇用環境は、トランプ関税の影響が未だ読めないことから、各企業が新規に人を雇えないことが主因であり、やたらと人員カットが行われての雇用減ではないようです。

 

 従って、再び個人消費の底堅さが確認されている現状では、いずれ雇用のミスマッチは解消され雇用環境は落ち着き、需要と供給のバランスが執れたソフトランディングのシナリオは健在と思われます。

 

 東京市場では米国とは逆に長期金利は上昇傾向にあります。一昨日、昨日の為替がいきなり円高に振れましたが、その辺りを織り込みに来ていると思われます。ベッセント財務長官の圧力もあるようですが、盛んに日銀審議委員の下地を固めるジャブ発言が目立ちます。

 

 明日に日銀内田副総裁の会見が予定されているようですが、ここである程度方向性は見えるのではないでしょうか。利上げしたらまた暴落するかの質問を受けますが、多少の波乱は会っても今回は不意を突かれるわけではないので然程ネガティブサプライズにはならないと思われます。

 

 マクロ要因が次々に飛来しますが今日から10月相場です。この時期は機関投資家が年度初めに利益確定から入るアノマリーがありますので、そこだけ注意かと存じます。

 

 

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