先週末まで自民総裁選の事前予想では小泉氏が頭一つ抜けていたように思われました。哀しいかな小泉氏は政策らしい政策を掲げておりませんでしたが、株式市場は小泉氏のお膝元のスーパー「さいか屋」の上昇や、小泉氏唯一の政策とされるライドシェア関連が物色される程度でした。
小泉氏有利の醸成はマスコミの影響が大きかったようで、その先鋒を切っていたのが政治ジャーナリストの田崎氏、昨日のテレビ番組で「取材が甘かった」と謝罪しておりましたが、小泉氏のステマ騒動と党員票が予定していたほど集まらないことを原因としておりました。
総裁選前の田崎氏のテレビでの露出は他の政治評論家に比べて多かったことは確かですが、ある国会議員は、民法テレビ局は高市氏が総務相時代、違反を繰り返した放送事業者には電波停止を命じる可能性に言及したことが気に入らず、高市総裁だけは阻止しようと、小泉氏有利の急先鋒の田崎氏を頻繁に使ったのではと…。
これは別の政治ジャーナリスト奈良原徹氏の指摘ですが、的を射ているようです。
総裁に就任した高市氏はワーク・ライフ・バランスを捨てて馬車馬の如く働くと言明、自民党の危機的状況、日本国の置かれた立場を考えれば当然と思えますが、とある新聞社が反発し、企業戦士として過労死で亡くなった人の家族にインタビューに向かうというあり得ない展開に発展しております。難癖、イチャモンも甚だしいと思いますが…。
筆者は業界とともに高市氏支持です。それには、何もしなかった石破総理の政策を引き継ぐとした小泉氏、林氏は、再び何もやらない総裁なのか?茂木氏は、頭は切れるが人望が?小林氏は一番党内基盤が弱い、との背景からであります。
高市フィーバーに沸いた昨日の東京市場ですが、線香花火で終わるとは思えませんが、政策はこれからの話で、閣僚人事がカギを握ります。幹事長に財務省出身の鈴木俊一氏が就いたようですが、国民民主の玉木氏の例もありますので、財務省イコール緊縮派でもないかと思います。
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