昨日は米国市場でFOMC議事要旨が公表され、一部反対の意見もありましたが、大半の理事が9ヵ月ぶりの利下げに賛成し、年内再度の利上げにも前向きな見解が示されるとNASDAQ、S&P500は高値を更新しました。
米国もマクロ要因ではしばし材料不足が続きますが、来週から決算発表が始まります。一番の不透明要因の関税も概ね各国への税率も決まりましたので、米国企業もその影響も大分見えるようになって来たのではないでしょうか。
昨日は半導体ブラックウェルの好調が伝えられた「エヌビディア」を中心に、ビッグテックが買われ指数を牽引しました。AI分野に関連する材料が次々出て来る状態は変わらず、AIが積極的な成長テーマであることは引き続き健在です。
米国市場の流れを受けた東京市場は更に偏りが見られました。日経平均は朝から終始強い展開が続き、引けは845円高の新高値を更新しました。一日通して高原状態でしたが、この上昇でも値下がり銘柄が多い時間帯もありました。
結局、SQ週であることを考慮すれば説明が付きますが、ロボティクスの会社を8000億円で買収するというニュースが好感されたソフトバンクは一社で日経平均の5/8を牽引する偏重ぶりでした。
ガラスの天井を破った高市氏ですが、連立の枠組みに不満を示しているのが公明党であります。確かに選挙を通過するたびに影が薄くなっていることから、ここで存在感を示したいという気持ちは分かりますが…。
その内容が萩生田光一氏を副幹事長に抜擢した事で、再び政治と金の問題を蒸し返しております。国民の関心事項は物価高、消費税、社会保険料などで、政治と金は第8位のランク付けであり、今更感は拭えないですね。
国民民主、参政党などの台頭で目立たなくなっているとはいえ、単に初めての女性総理誕生を邪魔する輩にしか映らないのではと、返って器具しますが…。日本の将来に向けて、素直に早苗ノミクスに協力すれば存在価値も上がるかと存じます。
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