異次元緩和がもたらした最も大きな変化は、市場環境の好転です。
緩和導入前に1ドル=92円台だった円の対ドル相場は、一時122円台に下落し、日本の景気の足を引っ張っていた円高は大幅に修正されました。
株式市場もそれを好感し、1万2000円台だった日経平均株価は2万円目前での推移となっています。
このメカニズムを少し勉強してみましょう。
まず長期金利低下とインフレ期待強化による実質金利低下が円売り圧力を生みました。為替市場では、中央銀行の資金供給量拡大を通貨の売り材料とみなす人々も多く、その面でも異次元緩和は円売りを広げました。
為替市場での円安は輸出関連銘柄を中心に株価上昇を促したのです。この市場の変化を主導したのが「金融緩和の効果を重視する海外投機筋」と見られます。
そして、株高が富裕層などの消費を刺激、円安も外国人旅行客による国内消費を増やし、企業収益に追い風となったのです。それらがさらに株価の上昇圧力をもたらす面もありました。
また、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和を終えたことも、円売り・ドル買いを増やす要因にもなったのです。
さらに昨年夏から続く原油価格の急落による貿易収支の影響は甚大です。日本経済にとっては99%プラスとなることから、相場全体の底上げに好影響を与えました。
日経平均の予想PERも企業業績好調から低下しており、日経平均2万円を目前に足踏み状態の今こそ、有望銘柄を仕込む好機です。
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