外国為替市場でジワジワと円安が進んでいます。
日米の金融政策の方向性の違いなどを背景に今年も円安・ドル高が続くとの見方が大勢を占めています。
では、どの水準まで進むのか、市場では3つの節目が意識されています。
まず、2007年6月に付けた円の安値である「124円14銭」。
2012年まで約5年半に及ぶ円高進行の起点です。それだけに「124円まで下げた後、円安・ドル高は一服する」との声は多いです。
2つ目の節目は「126円前後」です。
過去2回の円の高値と直近の安値を使う「フィボナッチ・エクスパンション」というテクニカル分析で計算すると出てくる水準です。
最後の一つは心理的な節目の「130円」です。
1997年、政府・日銀が円安阻止のため、最初に円買い・ドル売りに動いたのがこの水準でした。2012年以降の円安進行ペースが当時のように早く、介入への警戒感も出てくるでしょう。
3つの節目はいずれも個人投資家には久しぶりの水準ですが、日経平均株価は円・ドル相場と連動性がありますので、円安・ドル高進行は株式市場には追い風となるでしょう。
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