投資家なら誰もが「大底で買いたい」という気持ちは、少なからず持っていると思います。しかし、実際にはなかなか出来ないものです。
それは、急落が続く状況下なら「この先どこまで下げるのか」という恐怖心が勝って買えないことや急落の過程で保有株の評価損が膨れ上がり、資金不足で買いたくても買えないこともあります。
株式市場は生き物であって、人々の心理状態がもたらす影響は無視できません。「売りが売りを呼ぶ」或いは「買いが買いを呼ぶ」といった現象は、そのいい例でしょう。
投資家として最も大切なことは、自分なりの軸足というものをきっちり定めておくことです。自らの立ち位置が定まっていれば、今回の「上海株急落」が引き金となった世界的な株安の連鎖のときのような「石が浮かんで木の葉が沈む」といった異常な事態も何なく乗り越えられるでしょうし、「沈んでいる木の葉」を見つけることもできるようになります。
株価が上がったら、「強気」、下がったら「弱気」とムードに流されていては、マーケットに翻弄され続けることになります。口幅ったいこと云わせてもらえば、今回の暴落を無駄にしないでもらいたいものです。
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