人によって強弱感が大きく分かれる今の相場でも、市場関係者の共通の話題に上がるキーワードがあります。「アクルーアル」という言葉です。
決算上の利益の「質」を見極める指標で、東芝の不適切会計問題を機に一気に注目が高まっています。
会計発生高とも呼ばれ、会計上の利益とキャッシュフロー(現金収支)の差額です。利益が現金収入を伴う「質」の高い利益かを検証するための指標で、一般に特別損益を除いた税引き後利益から営業キャッシュフローを引いて算出します。
質の高い利益を上げる企業は通常はマイナスで、プラス傾向が続くと現金創出が遅れていると判断できます。
アクルーアルは不透明な会計処理や粉飾会計を見抜くためにも利用できるので、機関投資家などは「投資先のクオリティーを測る際には必ず参照している」のです。
アクルーアルが低い企業は現金収入の裏付けのある健全な利益を上げている企業の証明となるため、このアクルーアルが重宝される相場が続きそうです。
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