日本郵政グループ3社の上場スケジュールが正式に決まりました。
東証が9月10日に上場を承認し、11月4日に売り出される予定です。
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の3社の時価総額は10兆円で、市場からの調達額は3社で1〜2兆円規模になると見られることから「21世紀最大のIPO(新規上場)」とも云われています。
グループ3社の中でも『ゆうちょ銀行』は史上最高の初値がつきそうです。公募価格は未定ですが、事情筋の間では20〜30万円で売り出されるのではないかと見られています。
証券関係者らは「NTT株の再来」と期待を寄せていますが、1987年に上場した「NTT」は160万円の初値をつけ、2か月後には318万円まで上昇しました。
しかし、その後は人気が衰退し、多くの個人投資家が“ババ”を掴まされる結果になりました。
今回の郵政株も売り出し直後は、大人気になるでしょう。企業の好決算、円安、原油安などで日本株全体を取り巻く投資環境は良好ですし、秋口には政府が設備投資減税の延長などの景気対策案を出してきそうです。
あまり爪を伸ばさずに、早めに利益確定をすることを心がければ、個人投資家にとっては、少し早目の“クリスマス・プレゼント”となりそうです。
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