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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

財務省が操れない財務相の誕生に喝采。

  

米国市場はマグニフィセント7の先陣となるテスラの決算が思わしくなく株価は下落、ネットフリックスの業績も冴えないものが伝えられ、注目企業に振り回される形で主要三指数は下落しました。

 

水面下の交渉を考えると、来週の米中首脳会談まではすんなり時間をこなして行くものと思われていた米中関係も、トランプ大統領が米国製ソフトウェアを使用した多岐に渡る製品の中国への輸出制限を検討していると伝わり再びリスクオフの状況です。

 

極めつけは、一昨日までのトランプ大統領により習近平主席との関係は上手く行っている、首脳会談は予定通りとしていたものが、一転中国によるレアアースの輸出制限で習氏との会談は実現しないかもしれないと発言し、市場心理を冷やしました。

 

TACOトレードで発言内容が相変わらず二転三転するトランプ大統領ですが、実際にAPEC(アジア太平洋経済協力)の会合がある来週末まで右往左往が続きそうです。余談ですがAPECには半日の滞在、日本には二泊三日の滞在です。少々驚きですが、日本の対米での立ち位置はこれから上がるのでしょう。

 

高市内閣の布陣で対米では茂木氏と赤沢氏と、これほど強力なコンビは他にないかと思われます。第一次トランプ政権時に、茂木氏は相当タフなネゴシエーターと称賛され、赤沢氏は今回の関税交渉まとめた張本人です。

 

更に素晴らしいのが片山財務相です。旧大蔵省で唯一女性の主計官として当時は大注目のエリート官僚でした。その意味ではガラスの天井を破ったのは片山氏の方が先です。

 

その片山氏、早速財務省が国債発行に慎重なことを念頭に「投資をしてリターンがある世界を見込まないといけない」と指摘し職員の意識の転換を求め、積極財政の必要性を強調しました。更に片山氏は「租税特別措置補助金見直し担当大臣」、日本版「DOGE」の任も受けました。何時になくこの内閣は楽しみに思うのは筆者だけでしょうか。

 

 

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