カレンダー

<   2009年7月   >
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

アーカイブ

“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

匠からのワンポイント解説

個人投資家の方から、よく「会社四季報でいい事しか書いてなかったのに、買ってみたら株が下がった」「日経会社情報には、かなり良く書いてあったのに、何故上がらないのか?」などの質問をよく頂きます。

 筆者の経験からお話しをさせて頂きますと「会社四季報」や「日経会社情報」で何より先にチェックして頂きたい項目があります。皆様方は、何だと思われますか?

 答えは"株主構成"です。
オーナー社長の保有株比率が高い事は、経営者のモチベーションが高い証です。しかし、その一族の保有株比率があまりにも高い場合には問題ありです。

 オーナー自身はともかく、かなり遠い親戚まで株をばらまいているケースがあります。こういう場合には、社員に株を与えておらず、"会社の私物化"を警戒すべきで注意が必要です。反面、従業員持ち株会の比率が高い会社(トップ5位以内)はモラルが高く、いい状態の企業と云えます。

 また、仕入先や顧客に株を持ってもらう事がよくありますが、ワイロであったり、株価操作であったりする可能性も少なくありません。

 

また、親会社による保有株比率が高い場合や金融機関の保有株比率が高い場合にも注意が必要です。会社の透明性が欠け、会社全体のモラルが非常に低い状態になり、従業員から仕事への情熱を奪ってしまうような事にもなります。                           

これでは、企業としての成長は望めません。

 

個人投資家の方々に敢えて言いたい事は、既に発行済の会社四季報などの業績欄や株価指数などを見ても、そこからは何も掴めません。会社四季報などの裏と云うか本質は"株主構成"の中に隠されているからです。

将来性のある会社とは、身内で株主を固めるのではなく、従業員持ち株会の比率が高く、個人投資家、投信、年金などの外部関係者をどのような形で取り組んでいるかなので、「会社四季報」や「日経会社情報」をご覧になる際は、その点を注意してみて下さい。


 仕込んでおきたい有望株があります。このチャンスにご入会を!!