米国では関税以外でもトランプ大統領が行うことは意味不明であり、関係各所ではその対応に苦慮しているようです。昨日もロイターの報道ですが、これからシーズンを迎える国立公園の園内整備の人員カットから科学者がトイレ掃除まで行っていると。
大谷翔平のお膝元ロスアンジェルスでは移民・税関捜査局(ICE)の移民取り締まりに抗議する移民に対し、連邦政府の職員と財産を守る名目で海兵隊まで派遣するという大統領令にサインしました。本来であれば州知事の判断で派兵は許されるのが米国の法律らしいのですが…。
カリフォルニアの州知事が異論をぶつけると、州知事の逮捕をほのめかす有様です。移民により米国の労働市場は支えられている面も多分にある中で、ここまでの移民排除に対する暴力的独裁が許されるのか民主主義へのぼうとくと思われます。
また、6月14日はトランプ大統領の誕生日のようですが、その日に行われる陸軍創設250周年記念の祝賀行事に大々的な軍事パレードを予定しているそうです。軍事パレードと言えば、中国、北朝鮮、ロシアの覇権国家の催し物とばかり思っておりましたが…。
株式市場にとっては直接的な影響は大きくなのですが、関税にかかわる協議は神経質に影響しそうです。米国にとって最重要の中国との協議もレアアースで紛糾しているようで、この協議も米国側から持ち掛けたものでやや不利な立場のようです。
中国側のレアアース、米国側の半導体、お互いの争点ですが、何処まで歩み寄れるか微妙です。やや不利と申し上げた米国では絶対必要なものなので、最終的には譲歩すると思われます。
このような環境でも東京市場はわりと強いな、と思われる投資家が多いと思います。歴史的高水準に売った個人投資家、生損保などから、歴史的水準の買い越しをしている外国人投資家、この構図は変わりません。
売り残も多いことから、3万8500円を超えてくるようだとショートカバーに拍車か?
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