米国ではトランプ大統領のお陰で毎日が非日常のような状況が続いております。ロサンゼルスの移民政策に対する抗議デモでは州兵、海兵隊の派遣が決まり、それに抗議した州知事をトランプ氏が逮捕まで仄めかす騒ぎです。
昨日も申し上げましたが、半ば覇権国家の同じ独裁者となっておりますが、これには伏線があり、カリフォルニア州の知事が現在のニューサム氏に代わってから、同州では殺人、窃盗などの犯罪が40%も増えております。トランプ大統領が彼に任せておけないとするにはこのような背景も手伝っているようです。
どっともどっちではありませんが、国を守る姿勢と民主主義を守る姿勢と頭越しに畳みかけるのではなく、もう少しいい方法はないのかとニュースを見ていて特に思いますが…。
それでも米国市場はS&P500が6000ポイントに乗せて来ており、年末の目標を上方修正する証券会社が出始めております。その背景はやはり企業業績で、第一四半期は6.7%の増益予想が13.5%増で着地しており米国企業の稼ぐ力のなせる業です。
予想以上なのはマグニフィセント7であり、ひと頃減額するのではないかと言われたデータセンター投資も各社兆円単位の設備投資が続々出て来ております。その中でハイテクの女王と言われるキャシー・ウッド氏がマグ7の中で1社を選ぶとしたら?の質問に「テスラ」と即答したそうです。
トランプ大統領とイーロン・マスク氏の喧嘩も結局、テスラの自動運転技術、スペースXの宇宙事業は対中国戦略極めて重要であることから、何らかの形での落としどころが用意されるものと思われます。
尚、東京市場は中小型株の循環物色に拍車がかかっており非常にいい展開ですが、乗れていない投資家も多いようで、その証拠に信用買い残が全く増えません。貸借倍率は現状5倍ほどで全く過熱感はありません。4月から個人が高水準で売っている姿がここからも見えます。倍率6倍で注意、7倍で引くぐらいでよろしいかと…。
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