過去のデータから日経平均株価の騰落を月別に分析して見ると、上昇の多かった月とあまり上がらなかった月があることが分かりました。
1949年6月から2010年7月までの月間データを見ると、上昇が最も多いのが1月でした。1月は過去61回のうち43回上げており「上昇確率」は、70.5%に達します。ご祝儀買いのほか、新年度入りした外国人投資家の新規買いの影響と思われます。
4月や6月も上げが多いです。日本の新年度入りの時期で、年金買いや前3月期決算をにらんだ買いが相場を押し上げる傾向があるようです。
逆に9月は下げの傾向が強いです。上昇確率は42.6%と最低で、月間騰落率も0.9%の下落となっております。4?9月期の決算期末月にあたり、金融機関などの持ち合い解消売りで需給が崩れやすいからでしょう。08年9月のリーマン・ショックも記憶に新しい出来事です。
しかし、今年は過去高いとされた1月も4月も6月も下げており、また、過去安い傾向が強い2月は逆に高く、過去とは全く逆のパターンとなっていることも分かりました。
案外、過去に下げの傾向が最も強かった来月9月は、今の日経水準から見ても逆に大幅高となる予感もします。大底圏ゆえ、投資するには大チャンスのような気がします。
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