ダイムラーベンツ、フォード、シーメンス、バイエル、…。
人名を冠した企業は世界中に存在します。概ね、創業者の名前に由来しているようです。
日本も例外ではありません。
トヨタ自動車、ホンダ、野村証券、森永製菓、持田製薬、伊藤忠商事、などと、指を折って名前をあげるとすぐに両手が塞がります。
ちょっとした裏技を加えた企業もあります。
有名なのが「ブリヂストン」です。創業者の名字「石橋」は、英語で「ストーン・ブリッジ」、その上下をひっくり返して「ブリヂストン」にしたと聞きます。
サントリーも、創業者の「鳥井」の上に太陽を意味する「サン」を付け「サントリー」にしたようです。
一般に創業者が亡くなって時が過ぎれば過ぎるほど創業家の影響力は薄れてきます。特に大企業では、経営が複雑になると創業家以外に人材を求めようとします。
先週の報道によると、サントリーが次期社長に新浪剛史ローソン会長を迎え入れる方針と云います。同社は創業から120年もトップの座を常に創業家の人材が占めてきたことからも、この人事には驚きを隠せません。
まして、これまで日本企業でよく見られた社内の「生え抜き」からの登用ではなく、いきなり他社で実績をあげた経営者を招くパターンです。日本の企業文化に、良い意味で新しい風が激しく吹き始めたと認識できる出来事です。
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