「運転手は人工知能(AI)だ!」―グーグルが開発を進めている自動運転車について米運輸当局は先日、こんな法解釈を示しました。
実用化までに乗り越えなくてはならないハードルはまだまだ多いようですが、画期的な変化がいよいよ現実味を帯びてきました。
運転免許制度はどうなるのか? 事故が起きた際の責任は誰にあるのか? 保険はどうなるのか? 故意か過失か、といった考え方は通用しなくなるのでは…?
ヒトではなくAIを運転手とみなすなら、これまで自動車を巡って確立されてきた様々な仕組みを根本から見直すことは必至でしょう。
道路交通法の先駆けである自動車取締令が施行されたのが、今から97年前の大正8年(1919年)の2月ですが、その第1条は自動車を次のように定義しています。「原動機を用い軌条によらずして運転する車両」。
今となっては自動運転車こそ自動車の呼び名にふさわしいのでは…、などと思ったりもします。技術革新に伴い、法制度や言葉が変わるのは当たり前ですが、大切なことは技術の活用と制御、そして革新を促す知恵でしょう。
「AI関連」には、無限大の未来を導き出すかも知れないという可能性を感じます。
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