テレビ、パソコン、スマホ、カーナビ、タブレット、家庭用ゲーム機…など。どれも映像を表示するディスプレーが欠かせません。
その開発の真髄を、大手電機メーカーの主任技術者に取材したことがあります。「自分の実力がそのまま画面に表れるから、面白いです」と。試験の結果を見るような気分なのでしょう。
映し出した映像は色や明るさが計算通りになっているか、風景が綺麗になっているか。予定通りなら自信が付くし、ダメなら原因を探ります。
本来、液晶もプラズマもディスプレー開発では日本企業が先行してきました。自分の技を自らの目で見て、さらなる技術向上を求める技術者が大勢いたからなのでしょう。しかし、今の日本は海外企業に勝てず、現在はスマホ向けなど中小型の液晶のみです。
そこに新たな好環境が生まれようとしています。
米アップルが2018年発売の「iphone」で、画像が鮮明な有機ELパネルの採用を決めました。
もともと有機ELは日本企業が開発で先んじてきましたが、量産では韓国勢が先行しました。今、日本の技術者は材料ロスを防ぐなど生産コストを下げる技術の確立に力を注いでいます。勿論、「韓国」に逆転する可能性は大です。
日本の技術の未来に希望を持ちたいですね。
有機EL関連に注目!
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