「定額給付金」の支給が始まりました。それに合わせ、レジャー・小売業界などでは、特別セールを準備するところも多いようです。
日本旅行は1万2000円の宿泊プラン「定額給付金で行こう!」をネット限定で販売。
近畿日本ツーリストも通常1万5000円程度の温泉プランを1万2000円で売り出します。
ホテル業界ではリーガロイヤルホテルが中国料理のディナーを通常1人8000円のコースを2人で1万2000円。ゴルフ場でも1万2000円プランが相次ぎそうですし、デパート業界でも福袋やセールを準備してお客様を取り込もうと...。さすが日本人、なかなか商魂たくましいものです。
皆様方は、覚えていらっしゃいますか、1999年小渕内閣時の「地域振興券」のことを! 当時は反対意見も多かったのですが、あの「地域振興券」の給付により国民の消費が盛り返し、株高の道を切り開くきっかけの一端となりました。
勿論「地域振興券」だけで株が上がった訳ではありませんが、大規模な金融景気対策とのセットで日経平均株価は13000円台から、1年数ヶ月後には20000円の大台へと大きく上昇しました。その時の「地域振興券」の財源の総額は6194億円、今回の「定額給付金」の総額はその3倍の2兆円です。今回も当時と同じく、株買取り機構など景気対策との相乗効果で株式市場に好影響を与えない訳はないのでは...。
また、同時に「高速道路料金の新割引制度」も成立致しましたが、この法案により国民の消費刺激は予想以上の効果をもたらすと思われます。青森から鹿児島まで39250円もかかった高速料金がなんと2500円で行けるのですから。
人が動いて、おカネが日本中を駆け巡る。これこそ、カネは天下の回り物です。景気回復には、やはり人・カネが動く事が一番ですよね。
歴史的な暴落も、見方を変えれば歴史的な買い場とも云えます。
何故なら、相場の王道は「安く買って高く売る」ことです。
まずは、お忘れなきよう。
信じる者と書いて"儲かる"です!!