東京証券取引所の新システム「アローヘッド」が今年の大発会から稼動しました。株式売買の注文処理にかかる時間が従来の2?3秒から約0.005秒に短縮され、ニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所にようやく追いつきました。
新システムによる見た目の変化は、売買の気配情報が上下5本から8本に増えたり、日経平均株価指数の算出と配信が従来の1分から15秒間隔に短縮されたこと等です
株価変動の最小単位である呼び値も細かくなり、例えば2000円台の銘柄なら従来は5円単位だったものが1円刻みでの売買となります。約定ごとの値動きを示すティック回数は、新システム導入前に比べて、1日平均4割も増えております。
新システム「アローヘッド」は、人間の目では追いきれない速度で売買が成立するので、「値動きを見ながら売買注文を出しても、その株価は過去の値段で、売買が成立した後で気が付いた時にはもう遅い」と云う事態もあるので、デイトレーダーの方々は十分な注意が必要です。
また、証券会社を選ぶのも従来のように売買手数料の安さを基準にするのではなく、売買注文を処理するサーバーの執行能力や情報配信ネットワークの速さで比較してみる必要性が出てきそうです。
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