日本人にしろ、日本企業にしろ、欧米に比べ、未来を予測しようとする意欲が乏しいような気がします。
もっと的確に云うならば、これからの未来の出来事が薄々判断できていても、積極的な行動を避けてしまいます。
このコーナーでも「先行き不透明な時代」という言葉を幾度か使ったことがありますが、今年はこの言い回しを使わないことにしようと思っております。
それは、この表現にはある意味で、「言い訳」や「自己責任回避」の要素が含まれていると判断できたからです。我々が「想定外」「不透明」「予期しない」と云って片づけてきた出来事の中には、実際は想像できたことも多いのではないでしょうか。
東日本大震災での原発事故にしろ、日本の財政悪化にしろ、ある程度予想はできていても、考えることを避けてきたのが実態なのです。
勿論、どれだけ精緻に未来を予測しても、想定外の出来事は起こるものです。ただ、想定外をできるだけ「想定内」に近づけておく努力はしておく所存です。
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