「JIBs」という新語が生まれました。
JIBとは、ジャパン、イスラエル、ブリテン(英国)の頭文字を取って作られましたが、米国のコンサルタント会社が今年の世界10大リスクの一つにこれを挙げました。
この3国は極め付きの親米国家で、米国にとっては最も重要な同盟国ですが、近年、この3国は隣国とうまく対処できずに、孤立を深めており、それが米国にとって「頭痛の種」になっているのです。
イギリスのキャメロン政権は、ユーロ危機に一切協力せずに、ドイツやフランスなどのEU諸国との亀裂を大きくしています。
イスラエルのネタニヤフ政権は、パレスチナとの和解に応じず、イランの核施設攻撃に米国を巻き込もうとしております。
そして、日本の安倍政権は尖閣問題で、同諸島に「公務員を常駐させる」、さらに侵略戦争をわびた村山談話や従軍慰安婦問題を認めた河野談話を「見直す」との発言で中国との対立を激化させております。
しかし、この3国のリスク要因は株式市場にとっては“相場長寿薬”になりそうです。相場というものは一本調子で上がるよりも、これらのリスク要因が表面化して一時的にも売られる場面があった方が長続きするものです。
「JIBs」問題の表面化で、嫌な雰囲気が頭をかすめても、この「株のソムリエからの勝ちの連鎖術」を思い出して冷静に対処して下さい。下落場面こそ、安く買えるチャンスだと…!
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