バブル期の話になると、東京・芝浦にあったディスコ「ジュリアナ東京」の映像が映し出されるのが、一つのパターンになっております。
しかし、実はこのディスコがオープンしたのはバブルがはじけた後の平成3年5月なのですが、世の中はまだ浮かれ気分が漂っていたのでしょう。
その証左でもあるのでしょうか、この年の消費者物価指数上昇率は前年比3.3%で、これを最後に物価上昇率は2%を超すことがなくなりました。
先に日銀は、安倍首相の意を受けて、物価上昇目標を2%とする政府との共同声明を打ち出しました。目標を掲げることは大事なことで、この2%の目標が達成されれば日米物価差が解消し、実質金利差もゼロになります。
しかし、安倍政権の重要な課題は物価を上昇させることではなく、景気を回復させ、経済成長を高めることは言うに及びません。
これからも政府と日銀が一体となって政策を推し進める姿勢を示せば、市場は安倍政権の「本気度」を認識し、円安と株高の上昇が一段と見込めることになりそうです。
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